2012年夏の節電 電力需給見通しから

平成24年夏期の需給見通しについて

東電発表の電力需給見通しによると、今夏は、安定的な電力供給を出来る見通しという事です。一安心です。

原発ゼロで、他の発電を使うことで7月は、5,786万kW、8月は、5,771万kWの供給力を確保できる見通しです。昨年の供給力は、約5,600万kWです。

需要予想は、平年並みの気温の場合、5,360万kW、猛暑の場合、5,520万kWです。猛暑の場合でも予備力250万kW程度があるので今夏は乗り切れるという事です。

今夏、東電管内でこれで乗り切れた場合には、東電の企業努力は素晴らしいと評価できます。原発が0機でこれからもやっていける事が証明されます。東電管内には原発稼動しようと言う人はいなくなるでしょう。

但し、これからは、電気料金の値上げが待っています。

関西電力 7月2日以降の節電ご協力を

そして、問題になっているのが関西電力管内です。「7月2日以降の節電にご協力を」と節電のお願いをしています。

関西電力発表の「今夏の需給見通しと節電のお願い」を見てみますと、

わかりやすいように東電との比較でまとめました。

原発ゼロで、他の発電を使うことで7月(後半)は、2,517万kW、8月は、2,542万kWの供給力が確保できる見通しです。昨年の供給力は、約2,947万kWです。

需要予想は、平年並みの気温の場合、???kW(掲載していません。)、猛暑の場合、2,987万kWです。「これには、定着した節電・随時調整契約を織り込んで想定しています。」と書かれています

なんだかおかしな説明ですよね。今年の需要予想2,987万kWは、かなり多く見ていませんかね。もし去年、同じ電力予想をした場合には、供給力2,947万kWしかないところに、2,987万kWの需要という大変な事態になっていました。

これが、節電を織り込んだ想定なのでしょうか?

関西電力管内の人は、一切節電をしていないようにも見える内容です。節電、節電とかなり言われてきている中で、これほど、関西電力管内の人を信頼していない内容は失礼にも感じます。

大変な思いをしている東電は、今夏、安心できる内容の需給見通しであり、それに比べると、何もしてこなかったのだろうかと言う内容の発表をした関西電力。


本当に、今夏2,987万kWの需要があるのでしょうかね。不思議な数字と言えますが、それなら、この1年間でそれに見合うだけの設備をつくってこなかったのは、なぜなのでしょう。

不思議です。

節電と一緒にスマホの通信料も安くする。




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これだけでもやろう節電
1.エアコンを使わない又は設定温度を高く(低く)する
2.LED電球に交換する
3.使わない電灯はこまめに消す

節電の考え方
節電には、2つの考え方があります。1つは電気を使わないことで節電する。もう1つは、今まで使っていた電気の使用量を抑える。このどちらも平行することにより、より一層の節電効果が見込まれます。

電気を使わないというと、エアコンを使わないなどと思いつきますが、電気製品を他のエネルギーに替えることでも電気を使わなく出来ます。ガス温水床暖房、ガス衣類乾燥機、などです。また、発電(電気)と給湯(温水)、暖房まで一緒に作れるエネファーム(バックアップ熱源機含)なども代替の機器になります。

電気使用量を抑えるには、LED電球に替えるとか、昔の機器から最新の機器に変えるなどです。タイマーを上手に使って使用量を抑えることも出来ます。

 
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