関電、節電数値目標は回避へ 余力3%の数字はどこから

関電、節電数値目標は回避へ 余力3%

ネットニュースで今夏の節電は数値目標回避と出ていたので、他のニュースも見てみました。最大電力と供給力の数値がバラバラなので、どれを基準に考えれば良いのか迷ってしまいます。

大飯原発が稼働しない分の236万KWをどう補うかで今夏の供給力が決まります。火力で170万、電力融通で約90万、合計約260万という数字を見ると原発が稼働しなくても大丈夫そうです。

余力3%という数字ですが、無理に強調したい数字なのですかね。計算方法が違う気がします。

まずは、あるニュースで出ていた数字です。

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2014年夏
予測 最大電力2,870万KW  ←昨年より25万KW増

供給力 2,960万KW   ←昨年より28万KW増
最大電力 2,○○○万KW ←(実際の数字は9月くらいにわかる)

・定着した節電268万KW。
・大飯発電所も含めて原発の再稼働はない。-236万KW
・火力発電(+170万KW)と電力融通(+約90万KW)で補う。
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これを元に、計算していきます。

余力3%というのは、予測最大電力2,870万÷供給力2,960万で0.9695
四捨五入して0.97 使用率97% 余力3%
ということからの数字です。

不思議なことに今夏の最大電力は昨年より25万増えると予想しています。これだけ節電が言われているのに最大電力が増えるというのは、どういうことでしょう。

また、昨年の実際の最大電力は、2013年8月22日14時~15時の2,816万KWです。

ということは、最大電力2,816万÷供給力2,960万で0.9611
四捨五入して0.961 使用率96.1% 余力3.9%
という数字の方が余力の数字を出すには適当かと考えます。

あくまで最大電力ですので、8月のその他の日には、こんなに電力は使っていません。ピークの時の余力3.9%ですので、ほかの日にはもっと数字が増えます。

昨年までにやっていた節電対策をしていれば、それほど厳しい夏にはならなそうです。


5月の連休明けに政府が今夏の対策を決定する予定です。


関電、節電数値目標は回避へ 原発ゼロでも今夏余力3%
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000013-asahi-bus_all

需給予備率「3%」も 融通前提9電力、今夏見通し
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000087-san-soci

電力融通、昨夏の2.5倍に…関電7、8月
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140416-OYO1T50037.html

節電と一緒にスマホの通信料も安くする。




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これだけでもやろう節電
1.エアコンを使わない又は設定温度を高く(低く)する
2.LED電球に交換する
3.使わない電灯はこまめに消す

節電の考え方
節電には、2つの考え方があります。1つは電気を使わないことで節電する。もう1つは、今まで使っていた電気の使用量を抑える。このどちらも平行することにより、より一層の節電効果が見込まれます。

電気を使わないというと、エアコンを使わないなどと思いつきますが、電気製品を他のエネルギーに替えることでも電気を使わなく出来ます。ガス温水床暖房、ガス衣類乾燥機、などです。また、発電(電気)と給湯(温水)、暖房まで一緒に作れるエネファーム(バックアップ熱源機含)なども代替の機器になります。

電気使用量を抑えるには、LED電球に替えるとか、昔の機器から最新の機器に変えるなどです。タイマーを上手に使って使用量を抑えることも出来ます。

 
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