北海道電力の冬の節電目標7%、どうする?

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北海道電力管内の今年の冬の節電目標が平日7%になるということで考えてみました。
冬の節電は、かなり難しいです。特に寒冷地では、暖房を止めることが出来ないのでたった7%の節電というように見えますが、実際には達成出来ないと予想します。
大口の工場を稼動しないでもらうとか、時間を夜中に変更してもらうとかの対策がないと難しいです。
北海道電力の過去の最大需要電力を調べますと
2009年 568.6万KW(2月5日)
2010年 578.8万KW(1月12日)
2011年 568.4万KW(2月2日)
となっています。
北海道電力の最大電力供給能力は750万KWです。しかし原子力発電所が稼動していないので200万KW分がマイナスされますので550万KWです。
今年の最大需要電力も1月か2月に570万KWになると予想できますので、供給より需要の方が大きくなってしまいます。
かなり重要な問題だと考えます。(関電の夏の甘い予測とは比べ物にならない。)
仮に570万KWから節電目標7%を達成できたとすると530万KWになります。原子力発電所以外の発電設備が故障しない場合には、十分対応できると考えます。
この7%という節電目標は、達成できるか出来ないかのぎりぎりの数字です。達成した場合には、発電所の故障がなければ、何とか供給できるでしょう。
今年の冬は、北海道電力に注目です。

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